湿度が高い時期に最適な調湿機能
壁のリフォームをする際に利用数が伸びているのが、植物プランクトンが化石した珪藻土を水に溶かして壁に塗る「珪藻土塗り壁」です。珪藻土塗り壁は余計な添加物が入っていない天然素材なので、赤ちゃんやペットと一緒に暮らす人にとって安心感があることが選ばれている理由になります。そんな珪藻土塗り壁ですが、体に優しい無添加以外にもいろいろなメリットがあります。
その一つが調湿機能で、室内における湿度を調節してくれることです。珪藻土を水に溶かして塗った後に乾燥すると、目で見えないほどの大きさの穴が無数に開いています。その穴の中に空気中の水分が入ることで、室内の余分な水分を吸収してくれるので湿度を下げてくれます。逆に簡素する冬の時期には、取り込んでおいた水分を放出してくれるので乾燥気候の負担を減らしてくれます。
温度調節機能があることで快適に過ごせる
珪藻土塗り壁にするメリットとして、もうひとつあげられるのが温度調節機能があることです。珪藻土塗り壁には無数の穴が開いているといいましたが、その穴には水分を吸収する以外に空気も大量に入っています。空気は熱を通さない性質があるため、珪藻土塗り壁にすることで室内の温度を一定に保ちやすくなります。
現状において平均気温の上昇により、室内の温度が30度以上になるのが常態化しています。その状態で部屋にいると不快な気持ちになるだけでなく、室内での熱中症を発症するリスクが増えてしまいます。そのためエアコンが必須ですが、エアコンが設定温度になるまでに時間がかかると電気代が高くなってしまうのです。そこで室内の温度を高くなりすぎない状態にすることができれば、エアコンの設定温度に達するのに時間がかからないので電気代の節約につながります。